昨年の4月1日、体重69.9kg、へそ周り85.5cm。
今年の4月1日、体重64.2kg、へそ周り77.5cm。
ちょうど一年で、体重は5.7kg減り、へそ周りは8cm細くなった。
こうして数字だけ並べると立派な変化に見えるが、特別なことをしたわけではない。半年間パーソナルジムに通い、その後は教わったことを維持するために、毎朝10分ほどのトレーニングを続けているだけである。
たった10分とはいえ、毎日続けるとなかなか侮れない。
先日、クローゼットの奥に掛かっていたオーダースーツを久しぶりに取り出してみた。かなりタイトな仕立ての一着で、以前、座った拍子にパンツのポケットが裂けてしまったことがある。修理はしたものの、それ以来なんとなく履けないままになっていた。
ところが今年、あらためて袖を通してみると、不思議なほど自然に収まった。
「ああ、履けるな」
そう思った。
体重が減ったというより、自分の身体が静かに整ってきたのだと感じた瞬間だった。
この一年は会社の働き方も変わった。休み方も変わり、仕組みも見直した。慌ただしく動いていたはずなのに、振り返ってみると、自分自身のリズムも少しずつ整っていたように思う。
数字は正直だが、スーツはもっと正直だ。
履けなかった一着が、もう一度履けるようになる。その変化は、暮らし方が変わった証拠なのかもしれない。
来年の4月1日には、どんな数字になっているだろうか。そう思いながら、今朝も変わらずダンベルを握った。