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毎日ブログ

2025/10/05
689/1000 私、何にでもなれるって思っている。   

高校時代から、コロナ禍であったにも関わらず、どうしてもブライダルの仕事に就きたいと、専門学校に通うこと2年。

念願叶って、東京・青山のブライダルサロンにドレスコーディネーターとして就職した娘。

そんなピンポイントの仕事あるんだと驚いておりましたが、芸能人なんかも来るとかで、華やかな世界に足を踏み入れた彼女も、2年で転職。

今度の職場はアパレル関係の会社で、新人はまずフロアスタッフからということで、配属先はなんと横浜駅隣接の「ルミネ横浜」。

「専門学校、出なくてもよかったんじゃない?」なんて少し思ってはいますが、まあ娘の人生ですし、ということで新しい職場の“視察”へ。

ルミネというのは、田舎者の私にはまるで雑誌やSNSで見かける“ブランドのおせち料理”のようなビルで、やっぱり楽しいし、すんごい人。

どこを見てもキラキラしていて、働く人もお客さんも、みんなおしゃれ。

こんな華やかなところで娘が働いているんだと思うと、なんだかちょっと羨ましく感じました。

お昼休憩に一緒にランチをしながら近況を話し、「頑張ってやってるってみんなに言っておいて〜」と笑う娘。

その表情が少し大人びて見えて、心の中で“よくやってるな”とつぶやきました。

別れ際、ふと娘が言いました。

「私、何にでもなれるんだ!って思ってる」

あの頃、夢中で将来を語っていた高校生の顔が、一瞬だけ重なって見えました。

何になるのかなりたいのか、父も負けてられない。

2025/10/03
687/1000 倫理法人会創設45周年記念式典にて   

会場は〈飛天〉。フジテレビの音楽特番「FNS歌謡祭」などが開催される、まさに“テレビで見たあの場所”です。

初めて足を踏み入れた私は、その天井の高さとシャンデリアの輝きに圧倒されました。ステージの先に広がる空間は、画面越しよりはるかに大きく、そして荘厳。全国から1,500名を超える仲間が一堂に会し、45周年を祝う場としてふさわしい空気に満ちていました。

特別記念公演では、武蔵野大学教育学部教授の貝塚茂樹先生が登壇。「戦後80年と道徳・家族・国家」という壮大なテーマについて語られました。

冒頭で紹介された戦中派・吉田満の問いかけ――「もし豊かな自由と平和、それを支える繁栄と成長力が、自己の利益中心に費やされるならば、それは不幸である」という言葉が強く心に残ります。豊かさの裏に潜む“空洞化”への警鐘が、時代を越えて響いてきました。

続いて語られた「戦後80年の歴史」は、①敗戦と戦後改革、②高度経済成長と国民意識の変化、③冷戦後からAI時代までの3つに区分されました。共同体の解体と個人化、そして現代における「つながりの不明瞭化」。その流れを追っていくと、私たちが直面している課題が浮かび上がります。

そして特に興味深かったのが「ゴジラ」の話。

なぜゴジラは日本にだけ上陸するのか。なぜ皇居には決して手を出さず、破壊の途中でターンを繰り返すのか。そこには単なる怪獣映画を超えた「戦争へのアンチテーゼ」が込められているのだと先生は語られました。戦死者の亡霊を背負った存在としてのゴジラ。スクリーンの中の咆哮が、戦後日本の記憶と痛みを象徴していると考えると、子どもの頃に観た映画が全く違う意味を帯びて迫ってきます。

さらに心に残ったのは、次の言葉です。

「私のものさしで問うのではなく、私のものさしを問う」

「自分とは何か?ではなく、何が自分なのかを問う」

自分の価値観を振りかざすのではなく、その価値観自体を見直すこと。自分を一つの定義で語るのではなく、何が自分を形づくっているのかを問うこと。こうした新しい視点に触れることができたのは、この記念の場ならではの学びでした。

1,500名の熱気に包まれながら、私は改めて決意しました。

自分の中の「ものさし」を問い直し、日々の小さな選択の一つひとつに、その気づきを重ねて生きていこう。

なお、「飛天」のあるグランドプリンスホテル新高輪は、2026年度中に営業を終了する予定です。JR品川駅前の再開発計画の一環で、解体後は複合ビルが建設されるとのこと。

だからこそ、今日この場に立てたことは、まさに一期一会の体験であり、歴史の節目に立ち会えた貴重な時間だったと強く感じます。

2025/10/01
685/1000 携帯がつながらない時代の間接フリーキック   

最近ちょっと困っていることがあります。

それは「携帯電話から高齢者宅に電話をしても繋がらない」こと。

先日、私の携帯電話に「こちら山形県警捜査二課ですが…」と名乗る男性から電話がかかってきました。もちろん、次の言葉を聞く前に即切り。ドキッとしたのは事実ですが、詐欺電話に付き合うほど暇ではありません。

ただ一瞬、「捜査二課って『地面師たち』で辰さんがいた課だっけ?いや辰さんは警視庁の捜査二課か?」と、訳のわからない思考に迷い込んでしまいました。

それにしても、最近こうした正体不明の電話がやたら多いと聞きます。

だからでしょうか、本当に仕事で電話をしても出てもらえない。せめて留守電のメッセージから折り返していただければありがたいのですが、たいてい音信不通のまま。

結局どうするかというと、事務所の固定電話から掛け直すことになります。

携帯がダメなら固定から。これではまるで「間接フリーキック」。

相手から急ぎで!と指定されているのに、どうしてもワンクッション置かされる。

世の中の不安に備えるのは大事ですが、仕事の電話まで警戒されるのはちょっと切ない。

安心して電話ができる世の中、これからの課題かもしれませんね。