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711/1000 アンゾフのマトリクスが教えてくれた「決断の質」

711/1000 アンゾフのマトリクスが教えてくれた「決断の質」

経営計画書作成合宿セミナー二日目。

講師は株式会社古田土経営(古田土会計グループ)。

経営計画書の作り方だけでなく、その“使い方”を徹底的に指導してくれる実践派。

今回の大きなテーマは「数字 × 戦略の質 × 行動の量」。

本日は戦略の質と行動の量にフォーカスした一日でした。

午前中は、弱者の戦い方として知られるランチェスター戦略をベースに、

「誰に」「何を」「どうやって」届けるのかを再定義。

改めてペルソナを設定し、なぜお客様が自社の商品を選ぶのかを掘り下げていきました。

やってみると、これまで“ニーズ”だと思っていたものが、実は自社の“シーズ(種)”であったり、

“お客様目線”のつもりが、実は自分たち都合の押し売りだったり。

気づきの多い時間となりました。

そして午後、一番心に残ったのが、アンゾフの成長マトリクスを使った「新規事業の決断」に関する講義でした。

既存市場 × 既存商品から始まり、新市場・新商品へと進む4つの方向性。

この図を、単なる“成長理論”ではなく、リスクと覚悟を見える化するツールとして解説されたのが非常に印象的でした。

講師の言葉が心に残ります。

「どこにリスクがあるかを見える化できれば、迷いではなく戦略になる。」

新市場 × 新商品、つまり“多角化”へ踏み出すとき、

人はつい夢や勢いで動きがちです。

しかし、アンゾフのマトリクスを冷静に当てはめると、

感情ではなく構造で判断できる。まさに意思決定の羅針盤です。

私はこれまで、どちらかと言えば直感で動くタイプでした。

けれど今日の学びで、直感に“理論の補助線”を引くことの大切さを実感しました。

「新しい挑戦をする」というのは、単に勇気を出すことではなく、

自社の立ち位置を見極め、進むべき方向を言語化すること。

その決断こそが、戦略の質を高める行為なのだと感じました。

数字 × 戦略の質 × 行動の量。

経営の結果をつくるこの方程式の中で、今日は「決断の質」を磨いた一日。

勢いではなく、確信をもって一歩を踏み出すための“思考の軸”を得られた、濃い二日目となりました。