先日の土曜日は、久しぶりに妻を連れて、ちょっと夜の街へ。
行き先は、当社でもごみ収集や厨房雑排水の清掃などでお世話になっている 和ビストロMARCO さん。
完全予約制、しかも看板は“表札レベル”という100%隠れ家的なお店です。普通なら気づかずに通り過ぎてしまうほどの控えめさ。そんなお店がずっと気になっていたのです。
ドアを開けると、予約で満席。カウンター越しに見える厨房では、丁寧に料理が仕上がっていきます。
舞茸の天ぷらとヤリイカのシュウマイで始まったコースは、どれも一皿一皿が印象的で、季節を感じる味わい。料理に誘われるように、日本酒が進みました。
最初は 白露垂酒(羽黒)、続いて 杉勇(遊佐)、そして 田酒(青森)。この田酒が、まぁ…旨い。
するすると喉を通り、気づけば何杯飲んだのか、自分でもわからないほど。お店の空気と妻の笑顔と日本酒の魔力。最高の夜でした。
…そして翌朝、しっかり二日酔い。
久しぶりの頭痛と、胃の奥に残るあの独特の感覚。歳を重ねると、“楽しい夜”のあとには、もれなく“静かな朝”がついてくるものです。冷たい水を一口、ふうと深呼吸。反省と幸せが同居する、不思議な時間。
「いや〜、よく飲んだね」と妻に笑われながら、少し重い頭を抱えつつ、そんな夜があるのも悪くないなと思った日曜日の朝なのでした。