今日は節分。
季節の分かれ目で、かつて立春を一年の始まりとしていた頃の、いわば大晦日のような日だという。
そんな日に、私は車をぶつけられた。
駐車場に停めていた9年目のプリウスくん。
少し離れたところで、バックしてくる軽自動車が視界に入った。
「あ、近いな」
そう思った次の瞬間、派手な音とともにゴツん。
ぶつかる瞬間を、はっきり目撃してしまった。
手を振って制止すればよかったのかもしれない。
声を出していれば防げたのかもしれない。
後からなら、そんな考えはいくらでも浮かぶ。
向こうの車はバンパーがグシャグシャ。
一方、こちらは拍子抜けするほど、ほぼ無傷だった。
免許証を見せてもらうと、ゴールド免許のおばあちゃん。
長く無事故で運転してこられたのだろうと思うと、
怒りより先に、気の毒さが湧いてきた。
幸い、誰も怪我はしていない。
手続きは必要だが、それだけで十分だと思えた。
もろもろの厄が落ちて、誰かが持って行ってくれた。そんな気持ちが湧いてきた。
節分のごつんは幸先が良い。それで行こう。