家族が使わなくなったコスメや美容グッズは、なぜか私のところへ集まってくる。
一番多い理由は、「肌に合わなかった」だ。
化粧水や美容液、乳液にクリーム。
気づけば洗面所には、使いかけのボトルがずらりと並んでいる。
ありがたいことなのだが、あまりに種類が多くて、どれをどんな順番で使えばいいのか分からない。
そこで妻が、それぞれのボトルにマジックで「①」「②」「③」と順番を書いてくれた。
私はその番号どおりに使うだけである。
どうやら私の肌は丈夫らしい。
「肌に合わない」という経験がほとんどなく、どんな化粧水や美容液でも受け入れてしまう。
だから減るスピードより、集まるスピードの方が早い。
昨日、その仲間に新しく加わったのが、リファのハートブラシだ。
ハート型で持ち手のないデザイン。シャンパンゴールドに輝く姿は、いわゆる中年男性が持つ定番とは正反対である。
正直、最初は少し気恥ずかしかった。
しかし、このブラシで髪をなでると驚くほど艶が出る。
どんな仕組みなのかは分からないが、「なるほど、人気があるわけだ」と妙に納得してしまった。
こうしてまた一つ、美容グッズの仲間が増えた49の夏、である。