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  1. 毎日ブログ
 

毎日ブログ

2021/02/11
山形を代表する経営者逝く  
 洋菓子メーカー・シベール創業者熊谷眞一氏が8日旅立たれた。シベールと言えば、ギフト用ラスクという新しいジャンルを生み出した山形を代表する企業。熊谷氏は一人で興した洋菓子店をジャスダック上場企業までに育て上げた凄腕の経営者だ。
 私は、山形大学大学院で経営学を専攻していた頃、シベールがなぜこれほど成長できたのかを研究していた。そして何度も、熊谷氏のオフィスを訪ね、成功の要因を探った。
 シベールの成功を一言で言えば、ビジョン経営の賜物というものになるのだと私は考える。しかし、そのビジョンが半端なものではなかった。山形市で名の知られた洋菓子店という所から、体験型のお菓子テーマパーク的構想を掲げ、これを図化していたのだ。当時夢物語としか思われなかったこの構想は数十年後現実のものとなる。これがシベールファクトリーメゾン・シベールアリーナだ。アリーナには劇場に加え親交の深かった作家故井上ひさし氏の蔵書を収めた遅筆堂文庫も併設している。
 熊谷氏の外見は、カーネルサンダースを彷彿とさせる優し気なものだ。そんな氏から指導頂いたことがある。私が「なぜ、洋菓子にこだわってやってこられたのですか?」と質問をしたところ、氏は「私はこだわりという言葉は嫌いです。」と言い。続けて「今の若者はこだわりを良い言葉としてもてはやす。」「しかし、『こだわり』の本来の意味を調べてみなさい。」「こだわりには『 考え方が一つのことに縛られている』という意味があるのです。それを知りなさい 」と声を荒げて言ったのだ。
 フランスパンの売れ残りをラスクにするという常識を、ラスクを作るためにフランスパンを焼きこれを贈り物のレベルまで昇華させる。「一つの考えに縛られるな」とはシベール成功の要因を全て言い表している様に感じる。
 「一つの考えに縛られるな」この言葉が更に響く大変革の時代がやって来た。
 熊谷氏のご冥福をこころよりお祈り致します。

2021/02/10
未知の幸福より、慣れ親しんだ不幸を選ぶ  
 人間の脳は、変化を嫌うのだそうです。「未知の幸福より、慣れ親しんだ不幸を選ぶ」と言う言葉を知りました。この言葉の様に、右足でアクセルを踏みながら、左足で思いっきりブレーキを踏んでいる。そんな思い通りにならない経験は、誰しもあるのではないでしょうか。
 こころのブレーキをそっと外してあげるには…。映画ニューシネマパラダイス(1988年イタリア)で父親のいない主人公トトに男の生き方を教えてくれた、映画技師のアフレードがおとぎ話をしてくれます。「ある国の兵士が、その国の王女に惹かれ、王女は兵士に100日間バルコニーの前で待つことができれば、あなたと結婚すると約束しました。兵士は99日間バルコニーの前で待ち続け、しかし100日目に立ち去りました。」という物語。後に夢を追いかけて映画監督になって行くトトに、アフレードはその理由が分かったら教えてくれと言います。
 私がこの映画と出会ったのは中学生の頃でした。もう30年近い時間が流れましたが、兵士の決断の理由は、私には分かりませんでした。
 ただ、この「未知の幸福より〜」という言葉を知った時、もしかしたら、そういうことだったのかもしれない。と感じたのです。トトに無限の可能性を感じていたアフレード。アフレードは「未知なる一歩を踏み出して幸せを掴み取れ!」トトにそう伝えたかったのかもしれない。
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2021/02/09
アイラップを知らないなんて…  
 十数年前、保育園の入園説明会で持ち物の中に「アイラップ」という項目があり、隣のママさんに「アイラップってなんですか?」と尋ねたのが私とアイラップとの出会いです。以来アイラップは、ウォークマンやタキロンのような、商品名で通用する全国的なアイテムとばかり考えておりました。
 しかし、先日行われた庄内お片づけ部の例会で初めて、アイラップが、この庄内で特にヘビーユースされているという事実を知ったのです。
 調べてみると、庄内だけではなく、福井・石川・富山・新潟・山形の5県を合わせた売り上げで全体の75%を誇るとの事、北前船文化の名残かとも思いましたが、その真相はわかりません。
 アイラップというのは、東京に本社を置く岩谷マテリアルという企業が製造している、袋状のラップで40年以上販売されております。120℃の熱まで耐えられ湯せんや電子レンジにも使えます(一般的なポリ袋は90℃・ジップロックは100℃で電子レンジ不可)。最近では災害時の非常食作り(お米も焚けます)の際に使用され、時短レシピなども存在するとの事。その用途が注目されているのだそうです。しかも安価(60枚入り100円〜150円)。
 ということで、いざという時に備え、アイラップでお米を炊くというのに挑戦しようと一念発起も、我が家に無い!という現実。まずは買いに行く所から始めてみます。

2021/02/08
巣立ちの時に終活をプレゼント  
 我が家でもこの春巣立って行く子がおります。この大変革の時代、親からすればまだまだ子供に見え大丈夫か!とやはり心配してしまうものです。これからの人生で様々な人と出会い、助けられ、学んで行くのだと思います。
 巣立ちに先立って、自分の部屋をお片づけ。私としては、ちょっと、いや大部切ないので手伝いませんでしたが、捨てられるモノ達を横目で見ると、「お〜それも手放すか〜」と口を出したくなる。しかし、これから新しい人生のドアが開く瞬間に、小言は無用。じっと我慢の父でした。
 そんな訳で、部屋は跡形もなく空に。下の子たちが空いた部屋を狙っているので、気を使ってくれたのかもしれません。
 まだ少々家族の時間というものが残されているのですが、この時間で伝えなければと考えていることがあります。それは、終活です。18歳に終活とはこれいかに!とお考えかと思いますが、アンカーズがお伝えしている【おしゃれ終活・俺の終活】はこれからの人生をどうデザインするかを問う終活。大事なのは「何歳だから」よりも、「どんなタイミングだから」ということ。だから、ぜひ受講してもらおうと計画中です。親として見せる事ができる最期の「背中」。受け取ってもらえるとありがたいのです。

2021/02/06
「仕事」は「志事」  
 3月号の致知(致知出版社)に、家事代行サービスで年商55億円の売り上げを誇る、ベアーズ副社長髙橋ゆき氏のインタビューがあった。髙橋氏は夫(同社社長)と二人で1999年に同社を創業。掃除、買い物、ベビーシッター等、ご家庭ごとのニーズに合わせた家事代行サービスを全国で展開している(現在社員は20代から87歳!まで総勢250人)。創業のきっかけは、夫婦共に香港の現地法人に採用され、異国の地で出産を経験したこと。その時献身的にサポートしてくれたフィリピン人メイドとの出会いによる。
 夫婦は帰国し、第二子を出産。しかし香港でのような家事代行者を探すも見つける事ができず、氏の表情から笑顔が消える。その経験から、「日本にないのなら、二人で新しい産業をつくろう」と夫と家事代行業の立ち上げに挑んだ。
 家事を他者に依頼するという概念のない当時の日本。初めの一歩は、公園のママ友たちに『「最近笑ってる?」と話しかける怪しい人』からだったと当時を振り返る。ただ多くのママたちは「家事・育児に疲れて笑えない」と答えたのだそうだ。自身の経験とママたちに笑顔を届けたいという思いを語って行く中で、共感を呼び、ベアーズの評判は口コミで広がって行く。
 氏は、「仕事」を「志事」と表現し、人生の大半を掛ける仕事を自分の志と一体化させ、天命・天職で生きると語る。そこには香港で出会ったフィリピン人メイドの、献身的な姿勢とそれに対する感動・感謝がいまでも息づいているように感じた。
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