今日のブログは、年中行事のお歳暮配りの話。
先代の頃から続けてきた習慣も、年々その数は少なくなっている。
何より今年は、お歳暮の仕入れ先が二つも無くなった。
店を閉める人の事情も、続けられなくなる背景も、それぞれにあるのだろう。
時代が静かに形を変えていくのを、こういう場面でふと実感する。
正直、「これって本当に意味があるんだろうか」と
胸の奥でつぶやく自分もいる。
効率や合理化だけを考えれば、
真っ先に見直されるべきものなのかもしれない。
それでも先代から受け継いだ“変わらないもの”がある。
年の瀬に「ありがとう」をかたちにするという、不易のこころ。
これは簡単に手放せるものではない。
頂くカレンダーも多く、
やっぱりこういう時間は悪くない、とどこかで思う。
変わっていくもの(易)と
変わらずに持ち続けたいもの(不易)。
そのあいだで揺れながら、
今年もひとつずつお届け中。