今日は、山形県倫理法人会女性委員会主催のお片づけ講座で講師を務めた。
久しぶりのお片づけ講座である。
持ち時間は60分。限られた時間の中で、どうすれば参加者の皆さんに「片づけられる自分」で帰っていただけるか。そのことを考えながらお話しさせていただいた。
お片づけというと、「何を捨てるか」に意識が向きがちである。しかし、本当に大切なのは「何を残すか」、そして「どう活かすか」ではないだろうか。
物にはそれぞれ役割がある。
ハサミは切るために、本は読まれるために、服は着られるために存在している。
それなのに、引き出しの奥や押し入れの中で眠ったままになっている物も少なくない。
物が悪いわけではない。その物を活かしきれていない自分との関係に課題があるのである。
人にも適材適所があるように、物にも居場所がある。
必要な場所に置かれ、必要な時に使われることで、物は初めてその価値を発揮する。
だから、お片づけとは単なる整理整頓ではない。
物と向き合い、物との関係を見直し、物を活かせる自分になるための取り組みなのである。
そして不思議なことに、物を活かせるようになると、時間の使い方も、人との関わり方も少しずつ変わってくる。
久しぶりの講座だったが、改めてお片づけの原点を思い出させてもらった。
物を活かせる自分になる。
それは、よりよく生きるための第一歩なのだ。