971/1000 綺麗の裏側には
今年は海開きが少し早かった。
一度くらいは海水浴に行きたいなと思っている。
梅雨明け前の海も好きだが、真夏の青い海には、やはり特別な魅力がある。
海水浴場へ行くと、「綺麗だな」と感じる。
でも、その綺麗さは決して自然にそこにあるわけではない。
シーズン前には、海岸の漂着ごみを拾い、流木を片付け、危険なものを取り除き、多くの人が安心して楽しめるように整備をしている。
私たちは、つい完成した景色だけを見てしまう。
しかし、その景色の裏には、誰かの汗と時間がある。
海だけではない。
会社が整っているのも、公園が気持ちいいのも、街が美しいのも、誰かが見えないところで手をかけているからだ。
私たちの仕事も同じである。
ごみを回収し、環境を整える仕事は、終わってしまえば何もなかったように見える。
だからこそ、この仕事には誇りがある。
美しい景色を見るたびに、その景色をつくってくれた人たちにも思いを寄せられる人でありたい。
そして今年も、一度くらいは海水浴に行って、思い切り夏を楽しみたいと思う。

