信じるというのは、坂道を雪だるまを押していくようなものだと思う。
最初は手のひらに乗るほどの小さな雪玉。
それでも押し続けると、雪をまといながら少しずつ大きくなっていく。
大きくなるほど重くなる。
「本当に押し続けられるだろうか。」
そんな不安がよぎる。
仕事も、人を育てることも、家庭も、人生も同じなのだと思う。
信じて続けてきたからこそ、責任は増え、任されることも多くなる。
時には、その重さに耐えられず、手を離したくなることもある。
しかし、そこで手を離せば、大きくなった雪だるまは坂を転がり落ち、今度は自分を追いかけてくる。
向き合わなかった課題。
先送りにした問題。
そして、信じることをやめた自分自身。
だから苦しくても、一歩ずつ押し続ける。
忘れてはいけないのは、その坂道には必ず終わりが来るということだ。
永遠に続く坂道はない。
頂上にたどり着いたとき、目の前にある大きな雪だるまは、これまで積み上げてきた価値そのものになっている。
経験という価値。
信頼という価値。
仲間という価値。
そして、自分を信じられるという価値。
人生は、どれだけ多くのものを手に入れたかではない。
どれだけ価値を積み上げてきたか。
その積み重ねこそが、自分だけの人生を形づくっていくのだと思う。
だから今日も、信じて雪だるまを押し続けたい。
その重さは、自分が歩んできた証であり、未来へつながる価値なのだ。