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  1. 毎日ブログ
 

毎日ブログ

2025/08/30
652/1000 周回遅れのトップランナーはいない   

月曜日から九月が始まる。

天気予報は「まだ暑い日が続きます」と言っているけれど、

朝の風のどこかに、秋の気配がまぎれこんでいるのを感じる。

田んぼの稲が陽を浴びて色づきはじめ、

虫の声が夜をにぎやかにしはじめると、

季節は何事もなかったように、静かに歩を進めていく。

学生の頃は、新学期が始まるたびに

席替えやクラス替え、担任の先生の交代があって、

気持ちの切り替えは自然にやってきた。

けれど大人になると、同じ机と同じ顔ぶれの中で、

昨日と今日と明日が、なめらかにつながっていく。

気づけば、季節だけが先に進んでいる気がするのだ。

だから私は九月になると、手帳を新しくする。

スマホで十分な時代に、わざわざ紙のページをめくるのは、

自分の時間に小さな節目をつくりたいからだ。

真っ白なページを前にすると、

これからの季節をどう過ごそうかと

少しだけわくわくしてくる。

周回遅れのトップランナーなど存在しない。

変化は、自分で起こすものだ。

2025/08/28
650/1000 帰省娘とツンデレ父のにぎやかな夜   

今朝、長女が東京へ戻っていった。庄内発羽田行きの朝一便でそのまま職場へ向かったらしい。久しぶりの帰省で家の空気にすっかりリラックスしたのか、昨夜はいつになく上機嫌だった。

少しお酒も手伝って、よく笑い、よくしゃべり、そして最後はぐっすり眠る──そんな無邪気な姿に、家族みんなでつい笑顔になった。まるで子どもの頃に戻ったようなひとときだった。

そして今回の長女の帰省をきっかけに、小林家のLINEグループがにわかに活気づいた。東京暮らしの次女と2人を加えてリニューアルしたとたん、未読メッセージが20だ30だと、一気ににぎやかになったのだ。

スタンプが飛び交い、誰かが写真を送ればすぐにコメントがつき、気づけば話題はあっちこっちに脱線していく。どうやら家族LINEが楽しくて仕方ないらしい。離れて暮らしていても、こうして家族の会話に混ざれるのが嬉しいのか、それとも少しだけ寂しいのか。

スマホの向こうで笑っている顔を想像しながら、こちらも返信する。離れていても家族の声がすぐそばにある──そんな時代になったものだ。

そして長女曰く、「お父さんはツンデレ」なのだそうだ。つかさず妻が末の娘に「ツンデレって何?」と聞いて、みんなでまた大笑いした。

2025/08/26
648/1000 足るを知るは、未来をひらく   

 私はこれまで、「足るを知る」という言葉をどこか諦めのように捉えがちだった。満足してしまったら、それ以上先には進めないのではないか。欲を持たなければ成長もないのではないか。そんな風に思っていた。

けれど最近になって気づいた。足るを知るは諦めではない。むしろ、自分を全力で肯定することなのだと。うまくいったことも、いかなかったことも、欠けていると思う部分も含めて、「これが私の今だ」と受け止めること。そこから初めて、人は余計な不足感や劣等感から解放される。

 不思議なもので、そうやって自分にOKを出したときにこそ、「これをやりたい」「誰かの役に立ちたい」といった思いが静かに芽生えてくる。使命のようなものは、焦りや劣等感からではなく、足るを知る心の静けさから生まれるのだ。

次のステージに進む人と、同じところをぐるぐる回る人の違いは、きっとそこにある。諦めが未来を閉ざす感情だとすれば、足るを知るは未来をひらく感情だ。

 だから今日も、この言葉をそっと思い出しながら過ごしてみようと思う。

2025/08/24
646/1000 旅はどこへ行くかより、もちろん誰と行くかだ    

先日、あるご夫婦から世界一周クルーズの話を伺った。三か月かけて地球をぐるり。想像しただけで胸が高鳴る。しかも船内はすべて食べ放題。ディナーは毎晩フランス料理のフルコースを、いくらでも食べられるという。

そうなると、歩いて乗船した人が、下船のころには杖をついて帰ることになるらしい。船旅というのは、どうやらロマンと同じくらい、カロリーとも戦うことになるようだ。

そして夫婦での参加者たちの姿がまた興味深い。もちろん仲睦まじいペアもいるが、実は少数派。多くは「うちの人はね…」と、相方への不満を延々とこぼす人も少なくないらしい。広い海の上で、どうしても話題に困るのか、それとも本音が波に揺られて出てしまうのか。

中には「一人のほうが気楽でいいわよ」と笑うご婦人たちもいたという。三か月というのは長い。自由を満喫するには、相手との距離感も大切なのだろう。

参加者の七割以上は60代以上。海の上で出会う人生のベテランたち。食べ放題と夫婦模様、そして寄港地での小さなドラマ。聞いているだけで、こちらまで小さな旅をした気分になる。

夫婦で世界旅行に行くというのは、その関係性も含めて、きっと人生のテーマなのだ。旅はどこへ行くかより、もちろん誰と行くかだ。


2025/08/22
644/1000 鼻息荒い人ほど、可愛い生き物だ   

 お客様なのですが、いつもものすごい態度の方がいらっしゃいます。こちらが名乗るやいなや、嵐のような口調で用件が始まる。私たちは奴隷ですか?と聞きたくなるほどの迫力です。

 もちろん仕事ですから、笑顔で受け答えします。でもスタッフと顔を見合わせて「客商売なのに、あの態度ってどうなの?」とつい言いたくなる。いや、むしろあれだけ鼻息荒くしていたら健康に悪いんじゃないかと、心配すらしてしまいます。

 昔、先輩経営者から「三方よし」という言葉を教わりました。売り手よし、買い手よし、世間よし。商売ってそういうものだと。だから今は鼻息荒い人も、長いスパンで観察してみたら面白いんじゃないか、とその先輩は笑っていました。

 思えば、私の若い頃もそうだったのかもしれません。勢いだけで突っ走って、相手の立場も考えず、今思えば恥ずかしいくらい。多分、経営者になっていなかったら、そんな事にも気がつけず今でもそんな風に振る舞っていたんじゃないかと思います。

 結局のところ、みんなコンプレックスとか、マウント取りたい気持ちとか、つまらぬ何かを抱えて、生きているかわいい存在でもあるのです。可愛いなと思うと、こっちの気持ちまで晴れてきます。みんな「人間だもの」
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