土曜休みになってからというもの、月曜日は電話の嵐、持ち込みの嵐が吹き荒れる。
それで電話対応は私の仕事でもあるのだけれど、最近多いなあと感じる問い合わせがある。人形の供養についてだ。
ホームページをご覧になって連絡をくださる方が多い。当社では、みかん箱程度の量であれば3,000円(税別)+kgあたり110円で合同供養を行っている。持ち込まれるものは人形に限らず、遺影であったり、お札であったりとさまざまだ。
今日のお電話は、クレーンゲームで集めたお人形についてだった。たくさんあって、しかも埃をかぶっている。それでも、そのまま捨てるのは忍びない。供養してから手放したい、というご相談だった。
お気持ちはとてもよく分かる。
そこで私はこう提案した。
ゴミ袋に清めの塩を少し入れて、「ありがとう」という気持ちを添えて、鶴岡市のステーションごみに出してみてはどうでしょうか、と。
供養というのは、必ずしも特別な場所で行うものばかりではない。気持ちを込めること自体が供養になることもある。
電話の向こうのお客様は、ほっとしたように納得されていた様子だった。
物を手放すというのは、単なる処分ではないのだと思う。そこに込めた時間や思い出に区切りをつける、小さな儀式のようなものなのだろう。
私は月に一度、床屋に行く。
だから帰り際に「来月もお願いします」と言って、その場で次の予約を入れて帰るのがいつもの流れだった。ところがそれだと、意外と自分のいい日が取れないことが多かった。
すでに予約が埋まっていたり、少し無理をした時間になったりする。
そんなある日、店主から「二か月先まで入れてみたらどうですか」と提案された。
なるほどと思って、その通りにしてみた。
すると驚くほどすんなり、自分の予定にぴったりの時間が取れた。ほんの少し先まで見通しておくだけで、こんなにも違うのかと感心した。
なんでもないことのようだけれど、これはなかなかいい作戦である。
予定というのは、追いかけるより並べておいた方が楽なのかもしれない。
床屋の予約ひとつで、そんなことを思った。
ごみの受け入れをしていると、不思議な時がある。
全く同じ冷凍庫が出てくる日があるのだ。
同じメーカーで、同じ大きさで、同じ色。
冷蔵庫ならまだ分かる。数が多いから重なることもあるだろう。
けれど冷凍庫は違う。そもそも持ち込まれる数が少ない。どちらかと言えばレアな存在だ。
そのレアな冷凍庫が、しかもレアなメーカーのものまで、同じ日に持ち込まれたり、収集に伺った先で続けて出てきたりする。
同じ頃に売られ、同じ頃に使われ、そして同じ頃に役目を終える。
家電にも“寿命の季節”のようなものがあるのかもしれない。
そんなことを考えていた時、私たちの仕事の分類が変わっていくという話を聞いた。
これまで私たちの仕事は、ざっくり言えばサービス業と括られてきた。
けれどこれからは「資源循環業」というような分類に再編されていくのだという。
なるほどと思った。
これまでは不要なものの終着点というイメージだったかもしれない。
けれどこれからは再出発地点という立場になるのだろう。
同じ冷凍庫が同じ日にやってくるのも、単なる偶然ではなく、社会の中でモノが一斉に役目を終え、次の循環へ向かっていく節目のようなものなのかもしれない。
私たちはごみを受け入れているようでいて、実は資源の流れの途中に立っている。
そう思うと、いつもの持ち込みの風景が少し違って見えてくるのだ。
今日は新型バキュームカーの納車日。
バキュームカーを新車で購入するのは平成25年以来、13年ぶりとなる。
創業以来、何台もの車両が会社を支えてきたが、また新しい一台がその列に加わった。
先代の社長である父によれば、昔はバキュームカーというだけで、車両の整備を断られることもあったのだという。
それだけこの仕事には、目に見えない距離のようなものがあったのだと思う。
一昔前は、確かに偏見のような空気があった。
こちらが気にしなくなったのか、それとも社会の方が変わったのか。今ではそうしたことをほとんど意識することがなくなった。
地域の暮らしに必要な仕事として、静かに受け止めてもらえているのだとしたら、それはありがたいことだと思う。
新しい一台は、これからまた何年も地域のそばを走り続ける。
そう考えると、納車の日というのはやはり少し特別な日である。
白い季節からピンク、桜の季節が終わり、菜の花やタンポポの黄色の季節がやってきました。
我が家では、この時期の年中行事である、鯉のぼりの設置作業が行われます。
これまで十数年、私の父と私とで、この設置作業は行われてきました。
まあ、息子も高校2年生なのでもう必要ないようにも思うのですが、父のたっての希望で、高校3年生までは鯉のぼりを上げたいという事で、今年は、忙しい私に変わって、息子と、父(息子から見れば祖父)との共同作業によって上げられることになりました。
まだ見ていませんが、最高に天気の良いこの気持ちの良い日、鯉のぼり、気持ち良く泳いでいるかな〜と思います。
そういえば我が家の鯉のぼりは、吹き流しに父と母、そして息子の計三匹。
あるとき家族の誰かに、「あれ?お父さん私の鯉はいないの?」と聞かれたことを思い出します。
さて、帰ったら見上げてみようと思います。
今年の鯉は、どんな顔で泳いでいるだろうか。
892/1000 うるさいプリンター
最近、私の仕事の中で欠かせない作業のひとつに、産業廃棄物のマニフェスト発行がある。マニフェストとは、産業廃棄物