「佐藤錦が、ちょっと厳しいらしいね」
そんな話が、近頃あちこちから聞こえてきます。
さくらんぼ王国・山形県。
全国の約75%を生産しているとも言われるだけに、
この時期の空気には、どこかそわそわとした緊張感が漂います。
春先の天候不順や、開花時期の低温が影響したとか。
紅秀峰はどうにか大丈夫そうとのことですが、
佐藤錦に関しては、収穫量も味も、例年通りというわけにはいかないようです。
そんななか、ニュースではさくらんぼの盗難事件も報じられていました。
高級フルーツゆえの被害。
実をならせるまでの手間や時間を思うと、やるせない気持ちになります。
もうひとつ印象的だったのは、代行運転の方の話。
「さくらんぼが不作だと、夜の街の賑わいも減るんですよ」
毎年この時期、観光や取引で来た人たちが夜の街に流れていく。
飲み屋さんにとっても、さくらんぼは“稼ぎどき”なんだそうです。
さくらんぼって、ほんとに“季節を回す果物”なんだな、と改めて思いました。
そんな中
「さくらんぼ狩り行きた〜い」と、娘がぽつり。
珍しいことです。
どちらかといえばインドア派の娘が、果物狩りに興味を示すなんて。
なんとなくうれしくなって、「じゃあ行こうか」と即答した自分がいました。
毎年あるはずの季節の景色が、当たり前じゃないと知った今年。
家族で味わう一粒は、きっと少しだけ、特別に感じられるかもしれません。
今日は、薪ストーブ用の薪作り第一弾。
山で切り出した木を、トラックに積んで家まで運びました。
汗だくにはなりますが、これはもう毎年の風物詩のようなものです。
この地域には、昔からこんな言葉が残っています。
「醤油や味噌は貸すが、薪は貸すな。」
はじめて聞いたときは、なんだかケチな話に聞こえました。
でも、薪というのは今日明日で準備できるものではありません。
切って、割って、乾燥させて…実際に使えるのは数年後です。
つまり薪は、“時間をかけて整える暮らし”の象徴なのです。
だからこそ、それぞれがきちんと用意しておくことが当たり前だった。
人に頼る前に、まず自分の冬を守る。それが“暮らしの礼儀”だったのでしょう。
今日積んだ薪が活躍するのはおそらく3年後の冬。
今、まだ見ぬ寒い朝を思い浮かべながら、汗をかく。
これは未来の自分と家族への、ちょっとした贈り物なのかもしれません。
備えるということ。
それは、誰かに頼らなくてもよいという、ささやかだけど誇らしい暮らしの形。
春の山仕事の先には、
ストーブの火に照らされた穏やかな時間が、きっと待っています。
カッコウが涼しげに鳴いています。
初夏の鶴岡、空気が澄んでいて、外回りも気持ちのいい日でした。
月末ということで、今日は集金に。
件数は以前に比べて減ったものの、
馴染みのお客様と顔を合わせて言葉を交わせるのは、今となっては貴重な時間です。
飲食店に伺うことが多いのですが、
そこで耳にしたのは「最近、2次会に行く人が減ってね」という声。
その理由は、夜間の代行運転がつかまらないこと、
そしてタクシーの台数自体が減ってしまったことにあるそうです。
そういえば、ホテルから少し離れたエリアの店が静かで、
逆に近場のお店に人が集まっているという話もありました。
コロナが落ち着いても、街の風景は元に戻るわけじゃない。
代行、タクシー、そして人の流れ。
夜の鶴岡は、静かに、確かに変わっているようです。
それでも変わらず店を開けてくださる方がいて、
そこに灯る明かりが、どこか安心感をくれる。
小さな会話から、街の“今”を感じた一日でした。
本日から開催の「NEW環境展(東京ビッグサイト)」に行ってきました。
業界人として、これはもう年中行事のようなもの。
20年ぐらい毎年参加していて、定点観測という意味でも欠かせないイベントです。
コロナの時期には規模がぐっと縮小されていて、正直少し寂しさもありました。
でもここ数年は、それ以前よりもむしろ活気がある。
出展者の熱量も、来場者の熱気も、肌で感じるほど戻ってきたと実感しています。
今年、特に印象的だったのは「金属リサイクル」のブースの多さと熱。
価格が上昇傾向にある影響もあってか、
これまで以上に注目を集めているように見えました。
鉄、銅、アルミ――それぞれの分野で技術と戦略が高度化してきているのを感じます。
今回は実は、ある“お目当て”があって会場を回っていたのですが、
一番の収穫は、その周辺にあった別のブースでした。
「これは…面白いぞ」と足を止めたのは、
事前情報ではノーマークだったある小規模な出展者の技術。
機械の音を聞きながら、その方とじっくり話をする中で、
図面の中にまだ描かれていなかったピースが、スッと埋まったような感覚がありました。
こういうのを、“縁”というのかもしれません。
狙って行くと、違うものに出会う。
計画と偶然、その両方を持ち帰ることができるのが、
この手の展示会の醍醐味ですね。
本日は、環境管理センター 第48回 定期株主総会を滞りなく開催することができました。
ご出席いただいた皆さまに、心より感謝申し上げます。
総会後の食事会では、年に一度、この機会にしかお会いできない株主の方々と、
ゆっくりお話しすることができました。
あらためて思えば、当社は私が生まれた年に創業された会社です。
今日お集まりいただいた株主の中には、その創業当時から支えてくださっている方々もいらっしゃいます。
同じ年数を一緒に歩んでくださっているという事実に、身の引き締まる思いがします。
話題の中で特に興味深かったのが、**運転免許の「高齢者講習」や「認知機能検査」**について。
「次の更新が近くて、最近はブルーベリーとかDHAとか、いろいろ飲んでるんだ」
「ルテインが20ミリ入ってるやつが効くっていうんだよ」
などなど、健康と向き合いながら運転を続けるための工夫が、あちこちで語られていました。
そこで私も、最近知人から聞いた90代の親御さんが新車を購入したという話を2件紹介すると、
「それはすごい、励みになるなあ」と、皆さん笑顔に。
株主総会というと堅い場のように思われがちですが、
こうして長く関わってくださっている方々の“生き方”や“気力”に触れられるのが、
この会の一番の醍醐味かもしれません。
年に一度、会社の現在地を確認する機会であると同時に、
私自身も背筋を伸ばして、これからの一歩を踏み出す時間になっています。