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毎日ブログ

2026/01/06
780/1000 ジャコウネコの悲劇   

コーヒーは苦手でも、コーヒーの香りは好きだという人は多い。

飲むとなると身構えてしまうのに、香りだけは不思議と受け入れられる。そこには味覚よりも先に、記憶や感情に触れる何かがある。

ジャコウネコのコーヒーの話を思い出す。

もともとは、野生のジャコウネコが完熟した実だけを選び、偶然生まれた希少なものだった。それが「価値がある」と分かった瞬間、効率化され、量産され、物語だけが残った。店頭に並ぶそれらは高価だが、どこかブロイラー的で、香りが薄い。

効率が進んだとき、真っ先に失われるのは、たいてい“香り”なのだと思う。

これは、コーヒーの話だけではない。

ブランドという色眼鏡に、私たちはいつの間にか魔法をかけられている。値段や名前が、安心や正解を保証してくれる。自分の感覚で確かめる前に、「これは良いものだ」と思わせてくれる。

けれど、本当に良いものは、そんな魔法がなくても、静かに伝わってくる。派手ではないし、説明もいらない。ただ、「これは好きだ」と自分の中で分かる。

しかし、私は実は、ブランドに弱い。

それでも、毎朝ハンドドリップで淹れるコーヒーは、スーパーで買った安い豆だ。

けれど、これがとても美味い。

今年は、

「ブランドマインドセットを捨てる」

というのを、自分のテーマにしてみようと思っている。


2026/01/04
778/1000 探すを楽しむ新しい時代   

正月ということもあって、ネットフリックス三昧。友人に勧められた『葬送のフリーレン』を観始めた。

剣と魔法の世界。

勇者が魔王を倒し、世界は救われ、物語は終わる。

本来なら、そこで拍手をして幕が下りるはずだ。

けれど、この物語はそこから始まる。

エルフである主人公のフリーレンにとって、人の一生はあまりに短い。

十年一緒に旅をした仲間との時間も、彼女にとってはちょっとした出来事にすぎない。

だから当初、別れの重みも、後悔の輪郭も、はっきりとは掴めなかった。

一方で、人は変わる。

歳を重ね、立場が変わり、価値観が更新されていく。

変化の速さの中で、置いていかれたり、追いつこうと焦ったりしながら生きている。

フリーレンは、その速さに合わせようとしない。

代わりに、ゆっくりと歩き続ける。

そして言う。「遅すぎることはない」と。

この言葉が、不思議と胸に残った。

僕らの世代は、「何者かになりなさい」と強く言われて育ってきた。

結果を出すこと、役に立つこと、評価されること。

それが正解で、それ以外は遠回りのように感じていた。

けれど振り返ってみると、

与えられた評価や肩書きは、いつの間にか色褪せている。

手に入れたはずの「答え」は、次の瞬間には別の問いに上書きされていく。

フリーレンが教えてくれるのは、まったく別の価値観だ。

本当に欲しいモノとは、誰かから与えられるものではない。

それは、探し求めている時間そのものなのだと。

寄り道をし、立ち止まり、無駄に見えることを繰り返す。

探している最中は、不安もあるし、確信もない。

けれど、その時間だけは、後から奪われることがない。

何者かになれなかったとしても、

探し続けた時間は、確かにそこに残る。

それは誰かと比べるものでも、評価されるものでもない。

ただ、自分の人生の厚みとして積み重なっていく。

平和な時代のヒーローは、剣を振るわない。

世界を救うよりも、記憶を拾い、感情を学び、時間を抱えて歩く。

その姿は、派手ではないけれど、とても誠実だ。

「探すを楽しむ」がこの作品のテーマであり、今の時代のテーマなのかもしれない。

2026/01/02
776/1000 新しい年は、これができてから始まる   

やっと本年の目標をビジュアル化しました。

これができないと、私の中では新しい年が始まりません。

毎年やっていることです。

新しい年に向かって言葉になりきらない目標を、

一度「見える形」にしてみる。

それは決意表明というより、

自分の現在地を確かめる作業に近い。

言葉だけで考えていると、

どうしてもぼんやりしてしまう。

分かっているつもりでも、

輪郭が定まらないまま日々が流れていく。

だから、ビジュアルにする。

書き出して、並べて、配置して、

少し距離を取って眺めてみる。

すると不思議なことに、

そこに「色」が現れてきます。

2026年の私のカラーは、

ゴールド × ブラックでした。

最初から決めていたわけではありません。

あとから、自然と浮かび上がってきた色。

ブラックは、削ぎ落とす色。

やらないことを決める覚悟。

余白をつくるための、静かな判断。

ゴールドは、積み重ねてきた時間や経験の色。

派手さではなく、

にじみ出る価値のようなものです。

これは、お片づけととてもよく似ています。

頭の中で管理しているつもりの空間も、

一度すべてを外に出すことで、

量も偏りも、色合いも、全部が見えてくる。

見えるから、選べる。

選べるから、整えられる。

そして、このビジュアルは

スマホの待ち受けにセットします。

一日に何度も目に入る場所。

自分を追い立てるためではなく、

「ああ、今年はこれだったな」と

静かに立ち返るための印です。

目標は、追いかけるものではなく、

暮らしの中に置いておくもの。

一緒に歩くもの。

これができて、ようやく、

私の中で新しい年が始まります。

2025/12/31
774/1000 娘ざかりの頼もしさ   

急に、ぼたぼたと音を立てるような雪が降ってきました。

そんな夜に、上京している娘たちが帰省しました。

せっかくだから、みんなで焼肉に行こう、という流れになります。

向かったのは、日頃からごみ収集でお世話になっている、馴染みのお店。


家族は総勢八名。

いつもなら席が分かれてしまう人数ですが、この日は運よく、六名席に八名がけ。

決して広くはありません。むしろ、かなり近い距離感。

その近さが、不思議と場の熱を高めてくれました。

この日は、いつも運転手役の私も飲むことに。

代行は前日にきちんと予約済み。

覚悟を決めて、本腰を入れて食べ、そして飲みました。

成人した娘たちと盃を交わす時間は、やはり格別です。

時間は、知らないうちにきちんと仕事をしていたのだなと思います。

その夜の会話は、誰か一人が主役になるものではありませんでした。

仕事の話、性格の話、昔の思い出。

「そんなこと、あったっけ?」と笑いながら、記憶をつなぎ直す。

それぞれが語り、それぞれが聞く。

互いの成長や変化を、みんなで確かめ合うような時間でした。

家族というチームのチューニングを、自然にやっていたのだと思います。

それにしても、娘ざかりの娘たちを見ていると、頼もしいの一言です。

よく食べ、よく飲み、よく笑う。

もう守るだけの存在ではなく、並んで時間を重ねていける人になっていました。

外はすっかり雪景色。

焼肉の煙と笑い声に包まれた店内は、驚くほどあたたかい。

雪の夜の焼肉は、家族の今を確かめる、静かで賑やかな時間でした。

2025/12/29
772/1000 「できると思ったらできる」という魔法   

年末ですね。

車通りもどこか落ち着きがなく、お休みに入ったからでしょう飲食店には長蛇の列が多く見られました。

当社も今日で粗大ごみの受け入れは年内最終日。

ありがたいことに朝から慌ただしく、気づけば一日があっという間に過ぎていきます。年末らしい風景だな、と思いながら現場を見ていました。

そんな忙しさの合間に、今日ひとつ、面白い文章を読みました。

「頭上運搬」という身体技法についての話です。

車や台車が使えない地域で、人が荷物を頭の上に載せて運ぶ。

アフリカや中南米などでよく見られる光景で、テレビなどで一度は目にしたことがある人も多いのではないでしょうか。

調べてみると、この頭上運搬、日本では沖縄県でも行われていたことが分かっているそうです。

さらに興味深かったのは、その習得方法。

「誰かに教わった記憶はない」

「自分にもできると思ったら、できた」

経験者の多くが、そう語っているというのです。

考えてみれば、人が歩けるようになる瞬間も、これに近いのかもしれません。

何度も転びながら、ある瞬間ふっとバランスが取れて、「あ、いける」と身体が理解する。

理屈を学んだわけでも、十分な経験を積んだわけでもない。

けれど、「できると思えた」その瞬間に、世界が一段広がる。

知識や経験が大切なのは間違いありません。

でも、それ以前に

「できると思えるかどうか」

この感覚は、案外軽視できないものだな、と感じました。

さあ、新しい年はすぐそこです。

来年の目標も、完璧な準備が整っていなくてもいい。

まずは

「できると思ったら、できる」

その感覚を信じて、ひとつ試してみる。

年末の慌ただしさの中で、そんなことを考えた一日でした。
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