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毎日ブログ

2025/06/13
575/1000 伸びしろセンサーが反応した日  

子どもの頃、自分の中に“ちょっと得意なこと”があるだけで、

なんとなく自信が持てた時期があった。

誰かに褒められるたびに、

「自分って、少しはすごいのかも」と思えた。


でも、あるとき気づく。

上には上がいる。

自分の「得意」は、案外通用しない。

その瞬間、自信が少しずつ崩れていく。


それ以来、本気を出すことが、少し怖くなった。

でも、たぶんそれ以上に怖かったのは、

自分の感情を表に出すことだったのだと思う。


悔しい、恥ずかしい、怖い。

そんな気持ちを見せたときに、

「弱いと思われるんじゃないか」と不安だった。

だから私は、感情を隠すために、

強がったり、笑ってごまかしたりする術を身につけていった。


ある日、信頼している人に言われたことがある。

「なんでそんなに平気そうな顔してるの? そんなに強くないくせに」


その言葉が、心に引っかかった。

たしかに私は、鎧のようなものをまとっていたのかもしれない。


大人になった今でも、何かに向き合おうとするとき、

背中の奥に、ゾワッとするような違和感が走る。

あの感覚は、長い間「不安」や「気持ち悪さ」として処理していたけれど、

最近になって、少し見方が変わった。


あれは、もしかしたら――

“伸びしろセンサー”なのかもしれない。


感情が動くとき、

自分にとって大事なものに近づいたとき、

そのセンサーがそっと知らせてくれている。

「ここを越えたら、変われるかもしれないよ」と。


だから最近は、センサーが反応したときこそ、

感情を押し殺すのではなく、少しずつ表に出してみようと思っている。


それでも迷うときは、

誰かに薦められたら、あえて乗ってみる。

ひとりじゃ進めないときほど、

差し出された言葉に乗っかることが、自分を広げるきっかけになることもあるから。


感情を出すのは、今でも少し怖い。

でも、怖いままでもいい。

その先にある“ちょっと新しい自分”に出会えたら、それで十分だと思っている。

2025/06/11
573/1000 ツバメ、再び 〜行き詰まりを壊すということ〜   

我が社のテラスに、またツバメが巣を作ろうとしています。

つい先日、第一陣が無事に巣立っていったばかり。

にもかかわらず、もう次の子育ての準備とは、彼らの切り替えの早さには毎年感心させられます。


ところが今回、巣作りの場所が“網戸の上”という、なかなか厄介な場所でした。

人間の出入りも多く、こちらとしては困りもの。


でも、ふと思ったんです。

「なぜ、すでに空になったあの巣を使わず、新しく作ろうとしているのか?」

これまで彼らは、ひとつの巣で年に2回、子育てをしていました。

それが今回は、前の巣を放置して、新たな場所に挑んでいる。


考えてみれば、ツバメは“巣を作ること”はできても、“巣を壊すこと”はできません。

自分で作ったものに満足できなくても、リセットが効かない。

だからこそ、不便でも新しい場所に挑まざるを得ない。そんな状況だったのかもしれません。


私は思い切って、空になった古い巣を撤去してみました。

すると翌日、なんとその場所に、彼らはまた巣を作りはじめたのです。


つまり、彼らはあの場所を“選ばなかった”のではなく、“選べなかった”。

壊すことができないから、選べなかったのです。


そこから私が学んだのは、

「行き詰まったら、ぶち壊す」という発想。

式年遷宮、20年ごとに神社を建て替える、あの古来からの習わしにも通じるものがあります。


何かを守りすぎて動けなくなることは、私たち人間にもあります。

でも壊してしまえば、また動き出せる。

繁栄の法則とは、実はそこにあるのかもしれません。


自然から学ぶことは、まだまだ多いですね。

2025/06/09
571/1000 水の音、風の匂い、そして倒れかけた家   

今日の一枚は、山形県鶴岡市の関川地区にて。

新潟県との県境にあるこの場所には、毎年梅雨前のこの時期に、なぜか仕事で訪れる機会があります。


ちょうど田植えを終えたばかりの水田。

そこを吹き抜ける風の涼しさと、川のせせらぎの音。

ああ、やっぱりここ、気持ちいいなぁと素直に思います。


この関川地区は、「しな織の里」としても知られています。

しな織とは、しなの木の樹皮の繊維を使った日本最古の織物のひとつ。

現在では新潟県の一部と、この関川にしか残っていない、貴重な技術文化です。


そんな風光明媚な土地ですが、今日ふと目についたのは、ところどころに見られる倒壊した空き家の姿でした。

放置されたまま朽ちてしまった家。

おそらく中には家財もそのままで、それが崩れた家の中から少し覗いてしまっている。


家が壊れると、モノも壊れる。

そして片付けも、安全な作業も、格段に難しくなる。


私たちは、こうした現場を何度も見てきました。

「せめて、家が壊れる前に、中のモノを引き受けてあげられていたら…」

そう思うことも少なくありません。


美しい風景の中に、少し切ない現実が混ざっている。

でもそれが今の地方のリアルであり、そこに私たちの仕事があるんだと思います。


まあ、できることを、できるうちにやるしかないか。

そんなことを思いながら、今日も走り出しました。

2025/06/07
569/1000 夢みたいな話   

まだ店内には入っていませんが、昨日オープンしたばかりの「無印良品 鶴岡」。

先月オープンした酒田店は大賑わいだったと聞いていたので、正直、鶴岡の方も混雑を心配していました。でも思ったほどの渋滞はなく、そこはちょっとホッとしています。


そもそも、鶴岡に「無印ができる」なんて、ちょっと夢みたいな話なんです(しかも会社から400m)。

これまで、買い物のついでに山形市や新潟に寄るしかなかったあの無印が、ついに“徒歩圏”に!


夢といえば──

つい先日、久しぶりにリアルな夢を見ました。

なんと、高校時代のサッカー部のたぶん何かの決勝戦で、私がハットトリックを決めるという、あり得ない展開。

48歳になってそんな夢を見ている自分に苦笑しつつも、それぐらい今回の“無印進出”は衝撃的だった、という話です(笑)。


まだ行っていないとはいえ、もうすでにあれこれ買うものをシミュレーション中。

あの収納用品とか、キッチン用品とか、ついでにカレーとか。

(ついでのついでに文房具も)


さて、鶴岡に新しい風が吹いた今。

モノの持ち方や暮らし方、ちょっと見直すいい機会になるかもしれませんね。

2025/06/05
567/1000 宇宙がぶつかると、ビジョンが生まれる   

長年ずっと、海ゴミのことが気になっていました。

仕事でもあり、趣味でもあり、いや──もはや“執念”かもしれません。


今日はそんなテーマで、横浜のメーカーさんとオンラインミーティング。

これが、ただの打ち合わせじゃなかったんです。


同じように熱い思いを持つ相手と話すと、

とにかく話が止まらない。

共通言語がいくつもあって、

ふたりの会話が次第に“対話”になって、

頭の中で何かが化学反応を起こす。


そして、降ってきた。

予想もしていなかった、とてつもないビジョンが。


これは──

人間と人間という“宇宙”がぶつかり合ったときにしか

生まれないものなんだと思いました。


ビートルズのジョンとポールがそうだったように。

全然違うふたりの中にある何かが、

重なり合ったときに、化け物みたいなエネルギーになる。


いま、そんな状態です。


これはもう、

とにかく横浜に行って、彼と直接話さなければ。

画面越しではもったいない。

リアルで“宇宙衝突”を起こしてきます。
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